軍事によらない平和を提案しています~横浜ノース・ドッグにおける意見書反対の報告~
横浜ノース・ドックにおける米陸軍小型揚陸艇部隊の新編に関する意見書
3月15日の県議会において「横浜ノース・ドックにおける米陸軍小型揚陸艇部隊の新編に関する意見書」について、神奈川ネットのみ反対をしました。このことについて、ご報告がおそくなりました。
神奈川ネットは、この間ずっと、軍事によらない平和政策を掲げています。
沖縄に継ぐ第2の基地県神奈川県では、基地または関連施設と隣り合って住んでいる市民が今も、様々不安を抱えながら生活しています。昨年5月には横須賀基地で、その後厚木基地から排出された水にPFOSなどの化学物質が含まれていることが判明しました。県としても、基地内の調査を要望し厚木基地では施設の誤操作による泡消化剤噴出による混入であることが判明しましたが、基地内調査でも、米軍が指定された箇所しか調査はできず、それ以外の場所で同様のことが起きないか。の調査は出来ていません。
さらに、横須賀基地に至っては、未だに基地内調査は県では行えないため原因究明が出来ておらず、定期的に検査はしているものの、基準値を超える排水が放出されている時もあります。日米協定の見直しを県知事も国や米軍に求めていますが、その道筋は全くの不透明です。
そのようななか、横浜ノースドッグへの新編編成について、そのもの事態を賛成することは全くできません。今回の意見書は「厳しさを増す安全保障環境に対応するための在日米軍の態勢の最適化に向けた取組の一環とのことである」とあり、新編編成について認めたうえで情報の公開を求めるものでした。
よって横浜ノース・ドッグの使用拡大を認めることはできず、反対をしました。
私たちは国へ対話型外交を粘り強く求め、人と人、地域と地域が結びつき、互いの違いを認めあい、差別を無くす地域づくりが平和の礎になると考えています。いま、平和の基盤が大きく揺るいでいる時だからこそ、地域から軍事によらない平和を訴えていきます。