市民の声で動いたプラごみアクションプログラム!
神奈川県はプラスチックごみゼロ宣言をしています。そのための施策の目玉はワンウェイプラの削減でした。市民の方とも、プラスチックごみをゼロにするにあたり、施策の1番目には発生抑制が無ければゼロにはならないと、3年以上行政意見交換を継続し常任委員会でも議論をしてきました。
3月議会には来年からのプラスチック資源循環推進等計画(プラごみゼロ宣言アクションプログラム)が発表されました。今計画の施策の基本的な方針として、発生抑制の取組みが最も重要であることが明記され、次いでリユース・リサイクルを進めるとなりました。さらに熱回収するのもやむを得ず焼却する場合となっています。世界的には熱回収はリサイクルには含まれていませんが、国や県など現状リサイクル率に熱回収も含めていることも良しとしない方向が示されたことは、この間の活動や議論の大きな成果であったと考えます。軽量で衛生的なプラスチック全般を使用しない生活に戻すことは不可能と考えますが、なるべく使わず、使用するプラスチックは極力少なく、何度も使えるような社会へと転換していくことが必要です。マイボトルを持ち出先でも補充ができる環境整備や、量り売りの拡大なども市民から望まれています。今計画には、県施設に給水スポットを設置していくことも盛り込まれています!
先日、駅前の自動販売機脇のペットボトルごみを回収していた業者さんに、飲み残しなどは減っていますか?と尋ねると、全く変わっていないですよ。との返事。まだまだ、ペットボトルすらリサイクルさせる文化は根付いていない現状があります。「ごみ」とは、人間が作り出している資源です。この資源の有効活用と発生抑制をこれからも提案しつづけます。