生きる力を育む「多様な学び」

26日多様な学びプロジェクト主催のオンラインフォーラムに参加しました。
不登校の処方箋として、「おはなしワクチン」活動をされている蓑田雅之さんをゲストスピーカーとして、ご自身の子育ての経験を混ぜながらの話でした。
 そもそも「親」ってなんだろう?という投げかけがありました。子どもが卓上でコップを倒したとき、多くの親は怒ります。でも、親が倒せば、誰からも怒られることはありません。そこに主従の関係があるのではないか。と言われました。だれからも教わることなく親になり、自分の経験のもと子育てをしています。講師の話を聞きながら、躾と言って暴力を受けて育てば、親になったとき、子どもにも手を挙げることが当たり前と思ってしまう、暴力の連鎖に繋がっていることを改めて気づきとなりました。
 日本が批准している「子どもの権利条約」は、子どもも社会の一員とあり、一人の人としての権利を有していることが明記されています。親の想いや経験だけで、子どもを束縛することは出来ないことを、まず知ってほしい。と言われました。
 それは学校に行かない選択肢にもつながっています。憲法に「教育を受ける権利を有する」とありますが、これは権利であり、教育をうけさせる義務は子どもではなく親や社会にあります。子どもは教育を受ける権利はありますが、それは学校に行く義務があることではありません。多様な生き方・働き方を選べる時代になっているなか、親の価値観、経験で学校優先の生き方の押し付けは、子どもの生きる力の育みとはならないこと。子どもは自由を手に入れたとき、その責任を自分で考えていく経験を話されました。
 コロナ禍において、学校行事もなくなり、教科学習優先になっている今の学校の在り方が、本当に子どもの生きる力にどれだけ有効か、今一度、考えてみる必要があると考えます。