市民運動で成立!~川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例~

私が川崎市議になったのは、2003年5月です。その年の夏、自宅に電話があり「貴女は池上新町の歴史を知っていますか」「川崎の市議ならば、その歴史を学んでください」と言われたことを今でも覚えています。

その後、強制労働の実態から、桜本の就職差別撤回の運動や、本名を名乗り生きるための活動、川崎市外国人教育基本方針制定や外国人代表者会議設置の運動などなど、川崎区をはじめ多くの人が、多角度から話を聞く機会があり、市民が闘い、語り合い、ともにすすめてきた施策の充実、まちづくりを学ばせてもらいました。李先生や桜本のオモニ、それに多くの人の顔が浮かびます。この学びがあり、人権尊重、市民運動の力、行政の姿勢など、他の自治体にはないパワーを川崎市に感じ、川崎という街が大好きになりました。

そんななか、川崎区をターゲットにヘイトスピーチが行われていることを知り、穏やかな生活を奪われている状態を、悲しく、多くの市民とともに廃絶の動きが必要だと考えました。
かわさき市民ネットワークが立ち上がり、学習会を重ね、ヘイトの事態を学び、課題を知り、賛同者を市民に広げる活動を行ってきました。神奈川ネット全体にも、声をかけ、参加を募り、独自で学習会も企画してきました。そんな活動が、一つひとつ実を結び、昨日、川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例が全会一致で成立しました!本当に、長い道のりでした。

条例制定が終わりではなく、この条例が制定したことで、日本以外の出身者のみなさんが守られること、そして、だれもが尊重されるよう、広く市民のみなさんと、その趣旨にそって差別のないまちづくりをすすめていきます。

最後に・・・
自分自身では、どうすることもできない出身地や民族などを非難、攻撃する行為は許されるものではなく、議論してどうにかなるものでもありません。ヘイトとイデオロギー問題を同等のように問題視するかのような付帯決議を自民党が提案しましたが、ネットは反対しました。