やまゆり園運営法人公募から考える

津久井やまゆり園の凄惨な事件から、2年が過ぎ、その真相も責任も所在もわからないままの状態が続いています。県として、ともに生きる神奈川憲章をつくり、広報していながら、市民へは、なかなか浸透していないことも明らかになっています。

やまゆり園を引き継ぐ施設の運営は指定管理者であるかながわ共同会が担ってきましたが、昨日、知事から新しくできる施設の運営は、共同会ありきではなく、改めて公募すると発言がありました。

これまで利用者や家族会との信頼関係から継続運営が変更されることには至りませんでした。しかし、理事の一人の強制性交行為が発覚し、県と共同会との信頼関係が崩れたとのことです。

しかし、この発表は県議会12月議会の代表質問も一般質問の終了した時点であり、議会での審議は出来ませんでした。質問の終了を迎え、知事の発言が突然、追加されました。発言のなかにも、指定管理者への立ち入り調査や監査を実施しているとあり、このタイミングより早くに議会に報告することが可能だったことは明らかです。共同会の施設運営に対しても疑念の声は絶えず、決算でも余剰金などが指摘されていたのですから、このタイミングでの発表は、知事の議会に対する政治姿勢が問われる問題だと思っています。

そして、新しくできる施設は公募により法人選定されるとのことですが、このまま共同会が運営し続ける県施設もあります。共同会そのものへの信頼が揺るいでいる以上、それら施設の運営に対しても、厳しい目が必要です。これから、詳しく状況を見ながら、適切な施設運営がなされるようにチェックしていきます。