終戦の日に考える~市民の力で平和の継続を!~

終戦から74年が経ちました。今を戦後ではなく、戦前になっていると言う人もいるほど、日韓関係だけでなく、米中関係や世界的な右派勢力の拡大など世界中の動きに目が離せません。本来、外交は国政の課題であることは承知しています。しかし平和を築くことは地域、市民の活動がますます重要になっています。
これまで神奈川ネットは第二の基地県として、基地のある場所を巡るピースリングツアーを開催してきました。騒音や米軍の存在を知らないままにすることなく県内にある非日常を知り、戦争がすぐ隣にあることを認知し、平和構築を考える機会にしています。また朝鮮学校訪問し、知らないままにすることなく、互いを知ることから関係を築いていく場を継続しています。
戦前になっているかもしれないと言われるいま、当たり前の日常は、決して当たり前ではないと思っています。戦争という非日常を想像し、今の生活を継続させるための想像力を働かせることができる機会を増やしていきたいと考えています。これまでも大戦を知る語り部から話を聞く機会や多くの団体と連帯して駅で平和行動、その他にも地域にある戦跡めぐりなどの地域活動が生まれています。
「なぜ戦争になるとき反対しなかったのか?」の問いに「戦争のない社会はないと思っていた。戦争に負ければ生きていけないと教えられ信じていた。」との証言が登戸研究所に残っていました。いつの間にか信じるものが変わってしまう時代のなかで、冷静にその時を生きる判断力を持つのは生活者であり、国籍を超えた連帯している市民同士のはずです。一人ひとりの力を信じ、互いを信じることのできる地域社会を形成していくことが戦後の継続になります。
国内にも、表現の自由が脅かされ、ヘイトスピーチが絶えません。でも市民が声を上げることが世論を作ります。市民と市民がつながり、国籍をこえた民際交流をこれからも神奈川ネットは続けます。

みやまえ東部62部隊の戦跡を巡るツアーの一コマ