だれも排除しないまちづくり~国立市の取組みに学ぶ~

2019年5月26日 09時57分 | カテゴリー: 共にいきる, 活動報告

今年の4月「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」が施行された国立市に伺いました。

条例の想いを語る永見市長

 人権が守られ平和であるためには多様性を認めることは欠かせず、排除されず、すべてを包摂できるまちづくりをめざした条例です。国籍や出身が違うことでの差別が市内でもあり、あの人を助けたい。同じことを繰り返したくない。そのためには、何が必要なのか。その想いが根底にあることを知りました。第4条には「市長の使命」として、市民の信託を受けた代表者として(中略)人権・平和のまちづくりを推進することを掲げています。市長の想いが条例に表れていました。
さらに、条例制定までにパブリックコメントやタウンミーティングを重ね、市民からの意見を取り入れ、条例の内容を充実させるために、制定が予定より1年多く時間が掛かった過程があったとのこと。行政だけが条例を作るのではなく、市民も議会も内容に拘った結果です。

これから審議会が設置をされます。そこは多様性あるメンバーが参加し、現状をどのように変えていくのかの議論をするとされています。国籍もちがい、性別も多様であり、なんらかの困難を抱える人が参加することで、これからの基本方針や推進計画に大きく影響してきます。あの人を助けたい。その具体が計画に盛り込まれることに大きな期待を感じます。漠然とした理念ではなく、政治は「誰かのため」の具体から始まる。「それって政治だよ」の運動と同じです。

 川崎市でも現在「差別のない人権尊重のまちづくり条例」骨子案が出され、検討が進んでいます。私たちの周りにある不当な隠された差別に気づき、解決される条例になるように、地域での活動を進めていきます。