香害~こうがい~による健康被害が広がっています

2018年12月13日 13時04分 | カテゴリー: 守り つなぐ環境, 活動報告

香り付きの洗剤や柔軟剤などのCMを見ない日はありません。その香料成分のなかに化学物質由来の香りも含まれていますが、成分表示する義務がないことから、含有する物質は明らかになっていません。

 いま、この香りによる頭痛・吐き気・倦怠感などを訴える健康被害が広がっています。ベランダに出ると、近隣の洗濯物から臭いがしてくる。電車やエレベータ、車の密閉された空間で辛かった。などの声が聞こえています。香りの感じかたについては個人差があるため、良い匂いと思う人もいますが、苦しんでいる人が増加している現状があることを広報する必要があります。

 子どもたちの通う学校で使用する文房具やワックスなどからの揮発性有機化合物による健康被害が社会問題となり神奈川ネットも調査・提案し「シックスクール ガイドライン」が策定されたのは、15年ほど前のことです。この頃は柔軟仕上げ剤等の課題は大きくありませんでしたが、ガイドラインにも芳香剤や消臭剤の取り扱いの注意がうたわれています。小学校では、給食当番の割烹着を使いまわししている学校も多く、香り付きの洗剤で洗われた割烹着を着て具合が悪くなったり、体育授業の後に、多くの生徒が違う香りの制汗剤を使うため、その臭いが混ざり合い教室内に充満し耐えられないといった声も聞かれます。文科省も研修などの機をみて周知に努めるといっていますが、現状はなんら変わりない状態が続いています。

 神奈川ネットではHP上で香害アンケートを行ってきました。北海道から沖縄まで、男女を問わず声が届いています。使用量を守り、必要のない使用は控えるなどの広報はもちろんのこと、成分表示を求め、予防原則から化学物質の曝露を低減させる活動へと継続していきます。