子どもホスピスをご存知ですか。

2016年9月5日 18時48分 | カテゴリー: 活動報告

病気や障がいの治療と闘う日々を過ごす子どもは、家族から隔離され、一人病院で過ごすことになります。親に甘えたい。きょうだいと遊びたい。そんな当たり前のことも叶わない子どもの望みを叶えるための施設が子どもホスピスです。

大阪にある2カ所の「子どもホスピス」の視察に伺いました。
1カ所目は、大阪花の万博会場となった鶴見公園に、今年4月にOPENした
「つるみ子どもホスピス」ここは、完全民間運営です。
医療機関でもなく、学校でもない。出来たらいいな〜と望むことを、社会に受け入れる場所がないから、このホスピスで作っちゃおう!という発想のもと、なんの規制もなく、家のように、たくさんの友だちに囲まれて過ごせる場所です。
木のオモチャや音楽室、家族で入れる大きなお風呂、病気や障がいと闘う毎日のなかで、まったりゆっくり出来る空間が広がっていました。
まだまだ、寄付文化が拡がっっていない日本ですが、企業などの寄付もあり、これからも行政からの支援は土地を貸与される以外は受けずに運営を続けていきたいとのこと。
子どもが育つ権利は、社会の責任であることを思わずにはいられません。

2カ所目は淀川キリスト教病院「子どもホスピス」です。
ここは医療機関が運営するホスピスです。完全個室になっており、家族も泊まることも可能。部屋にはミニキッチンやユニットバスがあり、ここから親が出勤することも可能です。
長くなる入院のなかで子どもの側にいたい。親と一緒にいたい。それが治療継続の力になるためにも、利用されているご家庭もあるそう。また子どもが小さい家庭では医療費の負担などもあり、経済的余裕もないケースも多いので、差額ベッド代はなく、治療費のみでホスピスを利用できるそうです。総合病院であり地域医療と福祉の現場を持つ法人の負担で運営していました。

どちらも、地域が子どもを育てることに、知恵もお金も出しながら、尽力を尽くしていました。神奈川県にも子ども医療センターがあり、子どもホスピス建設の運動が始まっています。
病気になってしまっても、本人だけでなくきょうだいの育ちを支えることのできる地域づくりに取り組んでいきたいと思った視察になりました。image image image image image image image