重粒子線治療センターOPENしました ~がん治療の選択を拡げたい~

2015年12月9日 10時22分 | カテゴリー: 活動報告

神奈川県立がんセンターに新しく

「重粒子線治療センター(通称i-ROCK)」が誕生しました。

4人に一人ががんに罹患すると言われる時代、がん治療法のひとつとなる重粒子線治療とは、放射線治療の一つですが、これまでの放射線と違い、がん細胞に直接照射が可能となり破壊力が増すだけでなく、他の細胞への影響も少ないため副作用も少なく、日帰り治療が可能で患者の負担が少ない有効な治療法の一つとされています。しかし、この治療法が確立して約20年しか経っていないことやまだまだ臨床研究を進めている段階のため、保険診療ではなく先進医療の位置づけであり10割負担の治療で1箇所のがん細胞への照射費用は350万円と高額な治療費がかかります。

そこで県で

は治療費の経済的負担軽減のために治療費の1割35万円の補助を行う予定にしています。県は誰でもがこの治療法を選択できるように収入に応じた補助金ではなく一律にすると言っています。しかし、誰でもが選べる治療法とするならば、所得による補助のあり方を考える必要があると考えます。非正規労働が約40%に迫ろうとしている現状や、高校学費が高いと言われる神奈川県です。仕事を休むこともなく、入院する必要もない治療法を選択出来るのであれば、収入源を失うことなく、家族への負担軽減にも繋がります。建設費約120億円かけた施設であり、公立病院として先進医療に取り組むのであれば治療費を払える人だけの施設にすることなく、誰でもが選択肢の一つと考えられるような補助のあり方の検討は急務です。全国で5番目の施設であり、がんセンター併設は全国初です。だからこそ公立病院として患者の治療の選択肢を広げる責任と、早く保険診療とするため症例を増やしていく責務は大きなものであると考えます。広く市民に利用されるi-ROCKとなるよう提案を続けます。