外国につながりを持つ子どもの高校進学を考えるフォーラムに参加して

2015年6月12日 19時22分 | カテゴリー: 活動報告

これからの介護人材の不足を補うため、または東京オリンピックを視野に入れて、外国人労働者が増え続けています。しかし、それだけでなく日本人を両親に持っていても、生まれた時から海外で暮らし、学齢期に日本に戻ってきた子どもも増えているそうです。そんな外国につながりを持つ子どもの教育環境について問題提起がありました。

今、県内に住む外国人は160,605人。30年前の約3倍に増えています。さらに公立小・中学校に6070人の外国籍の児童・生徒がいますが2578人は日本語の授業についていくのが大変と訴えています。さらに県内に住む16歳~18歳の人口を母数に県内高校に通う生徒数は約3~4割という推定値が出ています。生活言語は話せても、学習言語が難しいまたは、文化の違いから高校進学に向けての学習に困難を生じ、高校進学できないことがこの数字から明らかです。

そんな中、神奈川県立高校9校と横浜市立高校1校には、在県外国人等特別募集枠がありますが総数114人。川崎市内の県立高校にはなく、横浜4校県央6校と偏りもあり、入学するにも課題は明らかです。また入学後のフォローも必要となりますが、多文化コーディネーターサポート事業の対象校は16校。せっかく入学できても、退学してしまう可能性は高いのです。

今の日本において、高校を卒業していないと就職も難しく、生活保護やホームレスになってしまうリスクは増大してしまいます。外国につながりを持つ子ども支援は緊急な課題です。さらに、憲法でも教育法でも義務教育の対象を国民としているため、外国籍の子どもは義務教育への就学義務はなく、対象外になっているとのこと。多文化共生とうたいながら、外国につながりを持つ子どもの学習環境は悪化するばかりです。

国際社会のなかの日本であるためには、まずは共に暮らせる地域づくりは必至の課題です。これから秋に向けて「教育相談会」があるとのこと。今年から川崎市でも開催されるそうです。高校進学直前ではなく、中学1年生からの参加も可能です。このような会を活用しながら、外国につながりを持つ子どもたちの環境整備に向けて調査し活動をしていきます。